ＷＧ３．農業生産情報システム

　試験研究等により得られた成果をはじめとする農業生産技術情報と生産現場等から得られる各種の情報を加工蓄積し、農場や研究所のマシンをネットワークすることにより、マルチメディアを利用した遠隔農産物診断等行う情報システムを開発します。
　具体的には、限られた専門家のリソースで広範な地域からの農産物の育成や病害虫情報に対してリアルタイムでフィードバックする仕組みを実現します。

I-MITT 農業情報システム

農業情報システムは、先進的な情報技術を活用し、農作物の効率的な生産を支援するとともに、農業物市場に対して生産状況をタイムリーに提供することによって、農業経営の近代化、合理化を進めるシステムです。生産支援を行う農業生産情報システムと販売支援を行う農業販売情報システムの２つのサブシステムから構成されています。
日本電気は、農業生産情報システムを沈陽市殿と、農業販売情報システムを海南省殿と共同で構築いたします。

農業生産情報システム

農業生産情報システムは、気象情報や農業に関する技術情報、技術指導を生産者に提供するとともに、生産情報を行政府、農業研究機関に提供することにより、農業生産の拡大、生産性の向上を図るとともに、的確な農業行政、農業技術の向上を目指すものです。

農業販売情報システム

農業販売情報システムは、農産品の生産状況を中国全土の市場に発信し、農産品の拡販を推進するとともに、市場の販売状況をタイムリーに収集し、農産品の市場状況に合わせてコントロールすることにより、販売と出荷のミスマッチを低減し、農産品流通の効率化を推進するシステムです。将来的には、金融決済機能と連携させることにより、電子商取引（ＥＣ）の実現が可能となります。