1.  開催概要 (SEISA)アジア太平洋地域標準化体制整備情報技術分野現地セミナープログラム

The Seminar on Enhancement of the International Standardization Activities in Asia Pacific Region (ISO/IEC JTC1:IT)

会場:バンコク市・ソフィテルセントラルプラザホテル
 
日程:2004年10月6日(水)~9日(土)
 
研修対象国:バングラデシュ、カンボジア、ラオス、ネパール、シンガポール、スリランカ、タイ、日本 (8ヶ国)
 
目的:IT分野の複数の異なったマーケットに容易に適合できるソフトウェアの共通化・国際化・i18n (internationalization) (SC2, SC34, SC22に関連)に関する日本の要求を国際会議の場で承認させるには、他国の賛成票を得るのが必要となる。この賛成票を獲得するには、アジア諸国との連帯を深め、各国担当者が直面している問題である「国際と国内の板ばさみ」となることを防止することが必要になる。
各国要求の国際提案と国際規格への取り組みと、その結果としての製品の実現を容易にするための国内規格の制定が必要となる。
 本研修は、
①途上国一般に認識されていない国際標準の重要性
②さらには専門家に対して不足している技術解説
の2分野に分けてより効果的成果を得られるよう広く対象途上国のキーパーソンと標準化専門家に対象を分けた研修を行った。
 標準化専門家の研修に関しては、JTC1 SC2, SC22及びSC34(国際化)のP-member候補国(現在O-member)及びO-member候補国[現在参加なし)に、国際標準の必要性、国際標準の開発の手順、現在開発中の国際標準の技術的背景を啓蒙し、関連SC、WGにおけるP-Member、O-Memberに勧誘した。また、国際標準開発後の国内企画開発の必要性とその方法、文化依存要素の登録の仕方などを研修した。