「ウズベキスタン共和国での情報通信産業及び情報化政策の調査」の実施について
現地調査期間
2022年7月13日~22日
調査実施結果
本調査は、公益財団法人JKAの補助事業として実施するもので、我が国の新興国のIT産業へのアプローチにおいて空白地帯となっている中央アジア、特に最大の市場規模を持つウズベキスタン市場での日本企業進出の活性化を目的とし、このための基礎となるデータの収集、人的ネットワークの構築を図るものです。本年7月に現地調査を実施し、ウズベキスタンの情報化に関係する各種機関に面談、ヒアリング等を行いました。この結果、同国の情報インフラやビジネス環境はコロナパンデミックの期間を含む直近3年で大きく様変わりをしており、また、ロシアのウクライナ侵攻に伴う地政学的状況の混乱も、同国の情報化の状況に大きな変革をもたらしたことが明らかになりました。本訪問において、IT政策の策定、実施を所管する情報通信技術省(MiTC)S.シェルマトフ大臣と弊財団専務理事との会談を実施し、今後、IT分野での協力を進めることについて合意いたしました。この他、電子政府開発センター、対外企業進出の窓口となる対外投資貿易省の日本窓口部局、官民のIT人材育成を行う教育機関、IT産業活性化の拠点となるITPark等を訪問し、広く情報化動向の情報収集を行いました。こうした対面調査を通じた人脈の構築を行うこともできました。
本調査の報告会は、在日ウズベキスタン大使館の協力も得て、本年11月(日程未定)に開催する予定です。
